氷河鼠の毛皮

『このおはなしは、氷がひとでや海月やさまざまのお菓子の形をしているくらい寒い北の方から飛ばされてやって来たのです。12月26日の夜8時ベーリング行の列車に乗ってイーハトヴを発った人たちが、どんな眼にあったか、きっとどなたも知りたいでしょう。これはそのおはなしです・・・・。』

厳しく冷たい冬の自然と、そこで生きる動物たちが傲慢な人間たちへ投げかける警告。
堀川理万子がひんやりと鋭く、ときには温かな目線で賢治のメッセージをみごとに表現した作品。