えほんについてのコラム

2017.07.09

完ぺきなママをがんばりすぎないで

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子どもを持つと、子どもの将来に対する希望や夢があったり、こんな人になってくれたらという期待があるものですね。押しつけたいわけではないけれど、理系に興味を持ってほしいといったことは少なからずあるでしょう。親が興味を持つものには子どもも入りやすいです。下地になるような絵本を読んであげて、その内容を子どもが話してくれた時に、「よく知っているね」「よくできるね」と声かけて後押ししてあげたらなおさらです。

ただ、心の余裕がないときの読み聞かせには注意が必要です。
教育のため、将来のためにと絵本をたくさん読むと決めたはいいけれど、自分の心が落ち着いてなくて棒読みになったり、いらいらを出す読み方になってしまうことがありませんか?そういう気持ちが伝わると子どもが集中できません。何回も読んだでしょ、と言われてしまうと読んでもらっても嬉しくなくて、頼むのをやめようかなと思ってしまうことになります。

私は、最近の若いママ達は素敵なお母さんになろうとしすぎている気がします。雑誌に載って入るような素敵なインテリアのおうちに住み、いつも身綺麗で子どももおしゃれ、SNSに映える盛り付けに凝ったお料理……全部こなしていたら大変です。

絵本を読むと決めたら、子どもの発達を最優先にして、家事放棄してでも育児に専念したらいいと思うのです。子どものためにすることも多く、忙しくて大変かもしれませんが、夕食のおかずが一品少なくてもいい、洗濯物がたためていなくてもいいので、絵本を読むときくらいは実をとるつもりで、心に別のゆとりを持ってほしいです。

子どもと一緒に絵本を楽しめるのは今だけです。小学生になったら、朝と夕方帰ってきて寝るまで、それも習い事や塾が入ってきたり、子どもと過ごせる時間は減る一方です。
ですから、この貴重な時間に折角読み聞かせをするなら、片手間にはせず、心を落ち着かせて、お子さまとあたたかい時間を過ごしてください。それが何よりもお子さまの心を育てることになるのだと思います。

はまキッズ 青木先生

浜学園グループ 幼児教育部門 はまキッズオルパスクラブ 青木登茂子講師 はまキッズ立ち上げから1000名以上の指導に携わっている幼児教育のスペシャリスト。現在、同幼児教室の教務課シニアマネージャー、西宮校・豊中校・高槻校の教室長を兼務。

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