えほんについてのコラム

2016.12.26

佐藤ママ流!「『絵本を1万冊』メソッドの裏側!-続けるためのコツ~」

  •  
  •  
徹底したリサーチ——「先取り」方針を選んだわけ

長男が生まれる前から、「私たち親世代の生きてきた時代と、この子たちが生きていく時代は違う」っていうことを強く思っていたんです。
それで、いろんな教育方法とかを本で読んで調べました。
たとえば、「7歳ごろまでは教育的なことをしないで、絵を描かせたり、音楽を聴かせたりした方がいい」とか、そういう教育メソッドもありますよね。
いろいろな教育方法を比較して、夫婦で話し合いました。

その結果、「どうせ、いつかは覚えなきゃいけないんだし……」ということになって、我が家では「先取り」方針で行くことにしたんです。
たとえばウワーンと泣く子どもがいますが、それは「うまく気持ちの説明ができないから泣く」というところもあると思うんですね。言語能力や情緒が発達していて、理路整然と自分の感情を説明できるようになっていれば、そういうときにウワーンと泣く必要もないんじゃないか……と思って。それで「先取り」を選びました。

「きれいな言葉のインプット」を増やす

言葉に関する目標として、やっぱり「きれいな言葉を覚えてほしい」というのがありました。
テレビなんかを見ていると、ちょっと汚い言葉なんかも出てきたりとかしますよね。
ああいうのは、できれば覚えてほしくないな、と。それもあって、「うちでは、テレビはなしにしよう」と決めました。

ただ、親の言葉っていうのも完全にきれいな言葉ではないんですよね。
それで、絵本と童謡をお手本にしよう、と思いました。
童謡の歌詞って、歌詞の言葉が正しいイントネーションで歌われているんですよ。それに、たとえば「鍛冶屋さん」とか、普段の会話ではあまり出てこないような言葉も出てきますよね。
そういうのは、語彙が広がるきっかけになります。だから童謡は、言葉のトレーニングにとってもいいんです。

目標は、絵本については3歳までに1万冊、童謡も同じく1万曲でした。「1万」という数に関しては、とある教育情報に載っていたのを参考にしました。

読んだ冊数は、きちんと記録——決めた目標を貫くコツ

いちばん大事なのは、目標を設定して、終わった分を記録しておくことです。
たとえばうちみたいに、「3歳までに、絵本を1万冊読む」という目標があるとしたら、それを365日で割って……と計算すれば、1日あたり、何冊読まなきゃいけないかがわかりますよね。

育児は本当に大変なので、きちんとした目標がないと、「疲れたから」ということで、「昨日も読まなかった、今日も読まなかった」ということになりがちなんですよ。
目標を決めて、読んだ冊数を記録するようにしておけば、疲れているときでもなんとか頑張れる、というところがあると思います。

ごはんは食べさせないといけませんけど、絵本は「読まないとだめ」っていうものじゃないんです。そうなると、忙しい育児の中で、自然と絵本の優先順位は下がっちゃうので、目標を決めて貫くことが大切なんですね。

佐藤亮子さん

3人のご子息を、進学教室浜学園で学ばせ、灘中学校・高等学校(兵庫県神戸市)を経て東京大学理科Ⅲ類に合格させた佐藤ママとして有名。その徹底した子育て・勉強方法が注目されています。 ・フジテレビの「バイキング」などの番組にご出演 ・著書:『「灘→東大理Ⅲ」の3兄弟を育てた母の秀才の育て方』(KADOKAWA)など

佐藤亮子さんのコラム